TOP2017年05月松本城の堀、水質管理へ調査 連携協定結ぶ市と信大
水質管理が課題となっている国宝松本城の堀

 松本市と信州大(本部・松本市)は本年度から、国宝松本城の堀の水質を持続的に管理するための調査研究に取り組む方針だ。連携協定を結ぶ両者が18日、同市役所で開いた協議会で明らかにした。

 信大側は、堀の測量調査や堆積物の化学的分析、水質調査などの実施を提案。同大理学部(松本市)の朴虎東(パクホドン)教授(54)=陸水学=は、堀の水はリンの濃度が高く、藻類の増加につながっているとし、酸化マグネシウムを投入することでリンを制御し、水質を改善することが可能―とした。

 市側は同大の提案に協力する方針で、松本城管理事務所は「具体化に向け検討を進めたい」とした。

 一方、協議会で市側は、信大や松本大(松本市)の学生を対象に本年度、定住促進事業を展開すると説明。進学で転入してきた学生に卒業後も定着してもらうため、地域や地元企業の魅力を発信したり、企業訪問や企業説明会を企画したりするとした。

2017年5月19日掲載