TOP2018年02月松本城の水路跡、現場見学会 市教委説明 110人が参加
石組みの水路跡の紹介があった現場見学会
江戸時代の松本城の図面。調査地では、外堀と総堀をつなぐ水路跡が見つかった

 松本市教育委員会は11日、松本城の「三の丸」に当たる場所で、発掘調査により見つかった水路跡の現場見学会を開いた。水路跡は二の丸の外側にあった外堀と、三の丸の外側にあった総堀をつなぐ位置にあり、市教委の担当者は、外堀の排水や水位調整の機能があったと説明。地域住民ら約110人が見入った。

 市教委によると、水路跡が見つかったのは、江戸時代に三の丸に並んでいた武家屋敷の敷地の境。直径25~60センチ程度の石が数段積まれ、長さは東西方向に約50メートル、幅0・5~1・9メートルほどだった。城の水路跡の調査例は全国的にも少ないといい、市教委は来年3月まで調査を進める。

 この日は江戸時代に松本城主を務めた戸田家の家臣、多湖家の13代目に当たる会社員、多湖一浩さん(44)=大手2=も見学。「昔あった屋敷が水路のそばにあり、親から水路の話を聞いていた。実際に間近で見られて、貴重な機会になった」と話していた。

2018年2月14日掲載