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信州の文化芸術の未来は 「芸術監督団」4人語る

県芸術監督団4氏らが県内の文化、芸術の振興について語ったシンポジウム=上田市県芸術監督団4氏らが県内の文化、芸術の振興について語ったシンポジウム=上田市
 県と県文化振興事業団、上田市などは27日、芸術関係者による「県芸術監督団」の4人が集まり、長野県の文化芸術の未来を語るシンポジウムを同市交流文化芸術センター「サントミューゼ」で開いた。4人は、芸術監督として目指すものをそれぞれ語った。

 芸術監督団の設置を求め、4人を選んだ事業団の近藤誠一理事長は「4人が地元の方と話し、いろいろなことをやってみながら地元のニーズ、地元の力、足りない点を探り、どんどん(成果を)作っていく」と説明。「10年後20年後にすごい文化県になったと言われるようにしたい」とし、「レガシー(遺産)を作りたい」と述べた。

 客席からは「今後4人がどう連携していくのか。具体的なプランはあるのか」との質問が出た。近藤氏は「(具体的なイベントなどに)どう反映するのかが私の大事な役割。頻繁に芸術監督と話をしながら作り上げていく」とした。

 芸術監督団は、県全体の文化芸術を底上げする狙いで、今年4月、県内にゆかりがある芸術関係者に委嘱した。4人は、サントミューゼ館長の津村卓(たかし)氏、まつもと市民芸術館(松本市)芸術監督の串田和美氏、指揮者の小林研一郎氏、多摩美術大教授の本江(もとえ)邦夫氏。県は本年度当初予算に監督団の人件費や関連事業費などとして計2900万円余を盛った。

 シンポジウムの後、串田氏が演出や美術を手掛ける演劇「遥(はる)かなるブルレスケ〜とんだ茶番劇」の初演も行われた。

(8月28日)

長野県のニュース(8月28日)