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らいてう思い地域考える 上田「らいてうの家」10周年シンポ

講演した上野さん(左)、古田さん(中央)を紹介する米田会長講演した上野さん(左)、古田さん(中央)を紹介する米田会長
 女性解放や平和運動に尽力した平塚らいてう(1886〜1971年)を顕彰する長野県上田市真田町長(おさ)の「らいてうの家」が開館10周年を迎えたのを記念したシンポジウムが28日、真田中央公民館で開かれた。より良い地域づくりには女性の参加が必要―とした、らいてうの思いに基づき、地域づくりについて講演や活動報告があり、約500人が聞いた。

 らいてうの家を運営するNPO法人平塚らいてうの会(東京・米田佐代子会長)が主催した。

 社会学者で認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長の上野千鶴子さん(68)=東京=が、「地域で『おひとりさま』を生きるということ」の題で講演。独居高齢者など「家族に支えてもらえない高齢者が増えてきた」とし、その上で「『おひとりさま』は不安だが、家族に代わるネットワークがあれば生きていけるのではないか」と述べた。

 空き家を活用してお茶飲みの場など高齢者らの居場所をつくる新潟県内の取り組みを例に挙げ、「昔の地縁とは違い、互いに相手を選び、程よい距離がある『選択縁』が必要になってきた」と指摘した。

 長野大(上田市)環境ツーリズム学部長の古田睦美さん(55)も講演し、安全保障関連法に反対する母親たちなど3団体が活動報告をした。

(8月29日)

長野県のニュース(8月29日)