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観光・交通・地消地産に力 2期目折り返しの阿部知事

インタビューに答える阿部知事=29日、県庁インタビューに答える阿部知事=29日、県庁
 阿部守一知事は29日、9月1日に2期目の任期の折り返しを迎えるのを前に、信濃毎日新聞社のインタビューに応じた。2期目の公約について「かなりの部分は実行してきた」とした上で「不十分なところ」として、世界水準を目指すとする「観光」、交通弱者対策などの「地域交通確保」、農産物など県産品を積極的に購入して地域内で経済循環させる「地消地産」の3点を挙げ、注力する考えを示した。

 知事は「観光地域づくりを進める」とし、公衆無線LANサービス「Wi―Fi(ワイファイ)」や統一観光案内表示板、サイクリングロードといった整備が「選ばれ続ける観光地には必要」とした。6月県会で検討方針を示した「自転車の安全利用に関する条例」制定について「体験する観光をつくるため、自転車活用の視点を入れる必要がある」と述べた。

 地域交通は、事前予約制のデマンド交通などの事業について、市町村が中心に担ってきたが、県が広域で取り組むことなどを検討する。「地消地産」の推進は本年度予算の柱の一つで、宿泊施設での県産食材の利用促進を進める。

 また、知事は老朽化した県信濃美術館(長野市)の整備検討について「本来はもっと早く(開始)しておくべきだった。将来にしっかりと責任を持てる判断をしないといけない」と述べ、全面改築するかどうかの判断を早期に示す考えも示した。

(8月30日)

長野県のニュース(8月30日)