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台風10号 県北中部土砂災害警戒を 長野地方気象台

台風に備えリンゴの収穫作業に追われる果樹農家=29日、須坂市日滝台風に備えリンゴの収穫作業に追われる果樹農家=29日、須坂市日滝
 長野地方気象台によると、台風10号からの湿った空気と寒気を伴う気圧の谷の影響で、30日の県内は全域で昼すぎまで雨、夕方からは曇りで、北からの風がやや強い予報。雷を伴い1時間に40ミリの激しい雨が降る場所がある。県北部と中部では30日昼すぎまで土砂災害への警戒が必要としている。

 30日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で北部と中部が120ミリ、南部が80ミリ。同気象台は低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風への注意が必要とし、農作物や農業施設の管理徹底も呼び掛けている。

 県農政部は29日、登録農家などにメールマガジンを配信して事前対策を呼び掛けた。果樹、野菜、花きの支柱の補強や、施設・ハウスの外回りの点検、畑の排水対策などの必要性を説明。危険が予想される場合は見回りをしないことも求めた。県のホームページに詳細な「技術対策」も掲載。収穫期を迎えた果実の収穫や、滞水しやすい畑の早期排水に努めることなどを呼び掛けた。

 須坂市日滝の果樹畑では29日、風で枝が揺れるのを防ぐ支柱を確認したり、リンゴを早めに収穫したりする農家もあった。

 リンゴ農家の北沢啓一さん(30)は朝から両親と共にリンゴ「シナノピッコロ」を収穫。あと数日、木に実らせたままで色づきを良くしたいと考えていたが「落ちたり傷ついたりするよりはいい」と収穫を早めた。「風は嫌だけれど、今夏は雨が少ないので適度な雨は欲しいですね」と話していた。

(8月30日)

長野県のニュース(8月30日)