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米粒に「南無阿弥陀仏」 飯綱の長谷寺住職、お守り作り熊本支援

米粒に南無阿弥陀仏の名号を書く小林住職米粒に南無阿弥陀仏の名号を書く小林住職
 長野県上水内郡飯綱町の長谷(ちょうこく)寺の小林育道住職(48)が、米粒に「南無阿弥陀仏」と書いたお守りを作り、販売した収益金を熊本地震の復興支援に充てている。東日本大震災の際に友人の僧侶を亡くしたのを機に、犠牲者の追悼イベントを寺で毎年開いており、熊本地震の復興にも役立ちたいと、お守りを作り続けている。

 お守りは「南無阿弥陀仏」と書いた米粒を小瓶に入れ、ストラップとして頒布。長さ5ミリ、幅3ミリの町産の米粒に、細い筆で書き込んでいる。要望に応じ「安産祈願」「成長祈願」なども書くという。

 熊本地震発生直後の4月中旬から作り、町内外の催しなどで米粒に書き込む実演をしながら頒布し始めた。6月末までに得た32万7千円余は全額、福岡教区浄土宗青年会北筑支部(北九州市)を通じ、被災地支援に充てた。同会によるとブルーシート約80枚を購入し、熊本県御船町の民家で使われているという。

 東日本大震災の犠牲者の追悼では、2012年から毎年コンサートなどを企画。熊本地震の支援には「亡くなった友人への思いが根っこにある」と言う。米粒に文字を書く特技を生かし、できることをしようと考えた。小林住職は「復興は道半ば。取り組みを続けたい」と話す。

 お守りは、飯綱町の温泉施設「天狗(てんぐ)の館」など町内外の4カ所の施設や商店にあり、「南無阿弥陀仏」は700円、「安産祈願」などは800円。問い合わせは長谷寺(電話026・253・4128)へ。

(8月30日)

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