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県がマッチングサイトを開設

 県は専門的な知識や技能を持つボランティア(プロボノ)と、人手不足に悩むNPOなどの非営利団体をマッチングするウェブサイト「プロボノベース」を立ち上げた。2013年に開設した団体への寄付を募るサイト「県みらいベース」と併せ、運営が不安定になりがちな団体を支える目的だ。ただ、プロボノサイトへの登録は6月の本格運用以降、13人にとどまっており、みらいベースを含めてサイトの周知が課題となっている。

 県によると、経理やホームページ(HP)作成といった知識を持つ人にプロボノサイトを通じて登録してもらう。団体側は募集する業務内容を掲載。マッチングは、プロボノと団体が直接、掲示板やメールで進めたり、県が仲介したりする。

 6月の本格運用以降、8月までに登録したのは医師や栄養士ら13人。団体側からは子育てや広報活動支援の募集が計11件あった。このうち、子どもの悩み相談に応じるNPO法人「佐久チャイルドライン」は団体HPの作成を依頼し、プロボノを見つけた。一方、みらいベースの寄付額は、13年度の約300万円から15年度は約1千万円まで増えた。

 プロボノ、みらいの両サイトの運営に関わるNPO法人「県みらい基金」は、プロボノの登録者はまだ少ないとの受け止め。みらいベースの寄付額についても、先行してサイトを開設した他自治体では1億円超を集める例があり、5千万〜1億円程度まで伸ばしたい考えだ。

 みらい基金の高橋潤理事長は「社会貢献活動が身近ではない人にどれだけ関心を持ってもらえるかが、非営利団体を安定する上での課題」と強調。今後は企業やシニア層、自治体にプロボノの登録や寄付への協力の呼び掛けを強めるとしている。

(8月31日)

長野県のニュース(8月31日)