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15年の県内農業産出額3・4%増2914億円

 2015年の県内の農業産出額(推計値)が、前年比3・4%増の2914億円だったことが30日、県農政部のまとめで分かった。農林水産省がまとめた確定値との比較で前年を2年ぶりに上回り、02年以来13年ぶりに2900億円を超えた。豪雪被害に見舞われた14年と比べて災害が少なく、全般的に価格が堅調に推移したことが影響した。

 品目別では、レタスやハクサイなど葉物の価格が堅調だった野菜が898億円。前年比5・9%増と、最も増加率が高かった。果実は2・9%増の560億円。新品種への改植が進んだ影響で生産量はリンゴが約3%、ブドウは約4%それぞれ前年を下回ったが、価格は好調で産出額を押し上げた。

 コメは14年産の価格下落から持ち直し、5・0%増の422億円。畜産は乳価や枝肉価格が上昇し、1・7%増の306億円だった。花きは14年の豪雪被害からの生産回復もあって4・2%増の150億円。栽培キノコは暖冬による鍋需要低迷が響き、0・2%減の495億円だった。

 県内農業産出額は1991年に過去最高の4119億円を記録。減少傾向が続き、09年に2623億円まで落ち込んだが、13年以降3年連続で2800億円超を維持した。

 水産物や農産物加工品の販売を含む15年の県内の農業農村総生産額は3・2%増の3116億円だった。

(8月31日)

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