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災害備蓄食品、品ぞろえ充実 県内の食品メーカー

ご飯やパンの売れ行きが好調な東急ハンズ長野店の防災食品コーナー=31日、長野市ご飯やパンの売れ行きが好調な東急ハンズ長野店の防災食品コーナー=31日、長野市
 県内の食品メーカーが、災害時の備蓄用食品の品ぞろえを充実させている。調理の簡単さや味、栄養価もアピールし、日常的に食べては補充する「ローリングストック(循環備蓄)」を提案。1日の「防災の日」に合わせてPRを強める動きもあり、県内量販店での売れ行きも好調だ。

 フリーズドライ食品のアスザックフーズ(須坂市)は防災の日に合わせ、自社オンラインショップで備蓄用に使える商品を特集。水で戻せる牛丼の素、コマツナやとろろなどの総菜、野菜や卵を使ったスープを「一押し」とする。賞味期限1〜2年と保存が利き、手軽に使えるとして循環備蓄を推奨。担当者は「災害備蓄の意識も高まり、購入する人が増えている」と話す。

 冷凍乾燥食品のおむすびころりん本舗(安曇野市)は、水を入れて数秒で餅が食べられる「水もどりお餅」シリーズ、フリーズドライ製法によるかゆやご飯を販売。東日本大震災後から需要が急増し、供給が追い付かないという。

 ハナマルキ(伊那市)が1日発売するカップみそ汁「スグ旨(うま)カップ」3商品は、みそや具材の中袋がなく、粉末状のみそとフリーズドライの具材をそのまま容器に入れる。湯を注ぐだけで食べられ、ごみが少ない点も売り。「もともと有事の際に使いやすいが、さらに一歩進めた」(マーケティング部)と説明する。

 東急ハンズ長野店(長野市)は防災食品コーナーを設置。封を切ってそのまま食べられる総菜、水やお湯で調理できるアルファ米など二十数種類が並ぶ。味にこだわる商品が増え、「普段の食事で食べられるほど質が上がった」(後藤千夏店長)とする。

 アウトドア用品のモンベル諏訪店(諏訪市)では、自社ブランドのご飯のほか、ピラフやチャーハン、パスタなど、袋にお湯や水を注いで食べる商品が人気。岡崎聡店長は「客の約2割は登山ではなく、備蓄向けに買っているのでは」とみている。

(9月1日)

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