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御嶽山噴火の備え万全に 木曽町、山小屋に火山情報伝達訓練

田ノ上さん(右)からヘルメットを受け取る男性=1日午前9時54分、御嶽山の行場山荘田ノ上さん(右)からヘルメットを受け取る男性=1日午前9時54分、御嶽山の行場山荘
 木曽郡木曽町は1日、「防災の日」に合わせた総合防災訓練の一環で、御嶽山の黒沢口登山道にある3カ所の山小屋を対象に、火山性微動が増えたことを想定した情報伝達訓練を初めて実施した。2014年9月27日の御嶽山噴火を踏まえ、噴火の恐れが高まった場合に備えた。

 山頂・剣ケ峰の近くで火山性微動が増えたという情報が、長野地方気象台から町に入ったと想定。各山小屋に町三岳支所や町観光交流課から無線や携帯電話で連絡があり、山小屋のスタッフと近くにいる登山者の人数などを報告した。スタッフらがスピーカーを通じて訓練だと伝えた上で、実際に微動が増えた場合は、スタッフの指示に従うよう求めた。

 7合目の山小屋「行場山荘」では経営者の妻、田ノ上美佐子さん(71)が対応。居合わせた男性にヘルメットを手渡した。田ノ上さんは「万一の際に、訓練が生かせればいい」。自身も噴火当日、山小屋にいた経験から、「登山者には、まず建物の中や岩陰などに隠れ、身の安全を確保してほしい」と話していた。

(9月2日)

長野県のニュース(9月2日)