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渡部暁 自身見直す夏 左手骨折完治、複合日本チーム合流へ

左手のけがから復帰し日本チームに合流する渡部暁斗(北野建設)=8月27日、白馬ジャンプ競技場左手のけがから復帰し日本チームに合流する渡部暁斗(北野建設)=8月27日、白馬ジャンプ競技場
 今年5月に左手を骨折し国内調整を続けてきたノルディックスキー複合の渡部暁斗(北野建設)が、今月中旬から日本チームに合流することが決まった。2014年ソチ冬季五輪銀メダリストの28歳は、18年平昌冬季五輪のプレシーズンに向けて「完治して練習に支障はない。何事もなかったかのように復帰していきたい」と決意を語った。

 新潟県佐渡市で合宿中に「大好きな」自転車トレーニングで転倒。数日しても痛みが引かないため病院で検査したところ、手のひらの骨折が判明した。例年なら日本チームの一員として海外で合宿を張る7、8月のほとんどを長野市で過ごし、治療とリハビリ、下半身中心の強化に取り組んできた。

 けがの回復に合わせて練習メニューを増やしたり強度を高めたりしてきたが、「けがをしない方が良いことは間違いない」。それでも「こんなに長期間、日本にいたことは久しぶり。時間の使い方や自分の体を見直す機会にもなった」と後ろ向きにはなっていない。それどころか「何か(アクシデントが)あった方がドラマチックになるのでは」と、シーズンに向けて新たなアプローチができたことを“けがの功名”にしようと明るい。

 今月13、14日に東京・国立スポーツ科学センターで行う日本チームの体力測定に参加。そのまま弟の善斗(北野建設)らと共にドイツやイタリアなど日本チームの欧州遠征に向かう。「(日本チームと)同じトレーニングについていけるように」状態を上げ、「冬には“復帰”ではなくて、さらにパワーアップした状態で臨みたい」と思い描いている。

(9月2日)

長野県のニュース(9月2日)