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上伊那広域消防、災害映像共有システム導入

消防署から送られた映像を映したスクリーン=2日、伊那市の上伊那広域消防本部消防署から送られた映像を映したスクリーン=2日、伊那市の上伊那広域消防本部
 上伊那広域消防本部(伊那市)は、消防隊員が現場の映像をスマートフォンを使って撮影し、後続の隊員や消防本部に送信する「災害映像共有システム」を導入し、2日、伊那市内で運用開始式を開いた。消防本部と管内6消防署で映像の共有が可能で、自然災害時には的確な活動方針立案に役立つという。消防本部によると、同システムの導入は県内の消防組織で初めて。

 消防本部に映像共有システムのサーバーとモニターを設置。指揮隊が映像を見るためのタブレット端末2台と、現場の撮影に使うスマホ7台を導入した。システムの使用は、複数の隊が出動する場合を想定。先着隊の隊員がスマホで撮影し、後続の指揮隊のタブレット端末や消防本部に動画伝送アプリを介して映像を送る。

 これまでの消火活動などでは、無線を使って先着隊と指揮隊が連絡を取っていたため、現場の状況把握に時間がかかった。映像のやりとりで、より迅速で正確な状況把握ができるという。

 運用開始式で、上伊那広域連合の白鳥孝連合長(伊那市長)は「大規模災害時には、市町村への情報提供に役立てることも視野に入れてもらえればいい」と述べた。

(9月3日)

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