長野県のニュース

根羽から箕輪、13市町村つなぐ「のろし」

青空に向かって勢い良く煙を上げたのろし=松川町青空に向かって勢い良く煙を上げたのろし=松川町
 戦国時代さながらにのろしをつなぐ「武田信玄狼煙(のろし)リレー」が3日、長野県の伊那谷各地で行われた。当時は重要な情報伝達手段だったのろしを上げ、歴史文化への理解や地域のつながりを深めようと2008年に始まり、9回目。上下伊那地方の13市町村26カ所の山城跡などで煙が上がった。

 午前10時に下伊那郡根羽村からスタートし、上伊那郡箕輪町まで北上しながらのろしをリレー。前の地点の煙が確認でき次第、のろしに点火していった。

 下伊那郡松川町の台城公園には町内外から20人余が集結。3本の青竹を組んだ台に大量のわらと杉の枝を積み上げてのろしを完成させ、点火を待った。

 前の地点の同郡高森町で上がった煙を見つけ、わらに火を付けると、白い煙が勢い良く青空へ。火元をあおぎ、さらに煙の勢いが増すと、参加者からは「これは大軍を知らせるのろしだな」といった声が上がった。

 リレーは伊那谷各地の公民館や住民有志でつくる「武田信玄狼煙会」が主催。事務局の大洞利雄さん(68)は「いつかは1日のうちに山梨までつなげたい」と話していた。

(9月4日)

長野県のニュース(9月4日)