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劇的メダル土産 荒井選手信州に 志賀高原合宿に合流

リオ五輪後初めて県内に入り、合宿先で笑顔を見せる荒井広宙選手(自衛隊・小布施町出身)=4日、山ノ内町志賀高原リオ五輪後初めて県内に入り、合宿先で笑顔を見せる荒井広宙選手(自衛隊・小布施町出身)=4日、山ノ内町志賀高原
 リオデジャネイロ五輪の陸上男子50キロ競歩で銅メダルを獲得した荒井広宙(ひろおき)選手(28)=自衛隊・上高井郡小布施町出身=は4日、下高井郡山ノ内町の志賀高原で行われている合宿に合流し、元気な姿を見せた。3日夜に五輪後初めて帰郷。「長野に帰ってきてからもいろいろな人に祝福の言葉をいただき、メダルを取って本当に良かったと思った」と笑顔で話した。次なる目標に来年8月にロンドンで開く世界選手権でのメダル獲得を掲げた。

 荒井選手は3日深夜に新幹線で県内入りし、小布施町の実家で家族と一晩過ごした。県内から声援を送っていた父康行さん(67)と五輪後初めて顔を合わせ、「良くやったな」と声を掛けられたという。昨年11月に卵巣がんで他界した母繁美さんの仏前でも報告したと言い、「仏壇にメダルを供え、頑張ってきたよと伝えました」。

 五輪ではレース終盤にカナダのエバン・ダンフィー選手と接触。3着でゴールしたものの、一時、失格になり、日本チームの抗議が認められて、3位が確定する異例の展開だった。荒井選手は「(レース後)インターネットの検索回数で『荒井』『接触』という言葉が急上昇していた。今までない経験だったので驚いた」と振り返った。

 白熱したレース展開や劇的な銅メダル確定で注目が集まり、「思った以上にみんなが盛り上がってくれて良かった。もっと競歩を知ってもらえるように、僕だけではなく、競歩界全体で盛り上げていきたい」と力を込めた。

 帰国後はあいさつ回りなどで練習がほとんど積めていない状況といい、「今シーズンは試合には出ない。リフレッシュを兼ねた今回の合宿から、徐々に体のコンディションを整えていきたい」と説明。「世界選手権でメダル争いをしたい」と今後の抱負を語った。

 荒井選手は17日まで行う合宿の合間を縫って、11日に小布施町で行うパレード、祝賀会に参加する予定。15日には県庁を訪問する。

(9月5日)

長野県のニュース(9月5日)