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戦乱の世、真田氏の動き解説 茅野で黒田さん招き講演会

「天正壬午の乱」について話す黒田さん「天正壬午の乱」について話す黒田さん
 茅野市の神長官守矢史料館は4日、NHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当している黒田基樹さん(51)=駿河台大教授=を招いた講演会を同市の八ケ岳総合博物館で開いた。黒田さんは、本能寺の変によって空白地帯になった旧武田領を巡る争い「天正壬午(てんしょうじんご)の乱」での真田氏の動きについて解説し、約40人が耳を傾けた。

 信濃、甲斐、上野にまたがった武田領では、本能寺の変の後、徳川、北条、上杉が領地を争った。黒田さんは、信濃の国衆で武田家の重臣だった真田昌幸が、上野で領有していた「沼田領」を維持するため、織田から上杉、北条、徳川などへと従属する大名を次々と変えていった―と説明。大名たちの争いをかいくぐり、最終的に沼田領を確保した上、国衆としては広い8万4千石の領地を獲得したとして、「戦略的にたけていた人物だ」と評した。

 諏訪市の70代女性は「戦国時代に勝ち残り、自分の領地をしっかり守ったのがすごい」と話していた。史料館で開催中の企画展「真田と諏訪―信濃の武将たち―」では、天正壬午の乱に関する史料を展示しており、企画した。

(9月5日)

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