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高齢者の免許返納加速 今年の県内、最多ペース

木曽署に設けられた運転免許証返納相談室木曽署に設けられた運転免許証返納相談室
 県内で運転免許を自主返納した65歳以上の高齢者が今年は7月末時点で2594人に上っていることが6日、県警運転免許本部への取材で分かった。過去最多だった昨年の3917人を上回るペースになっている。県警交通企画課は制度の周知が進み、返納者に対する市町村の支援制度が広がっていることなどが要因とみている。

 自主返納は1998年に制度化。有効期限内の免許を返納すると運転経歴証明書を受け取り、公的な身分証明書として使うことができる。

 同本部によると免許を返納した高齢者は12年以降急増。12年1796人、13年2203人、14年2874人で、昨年は12年の2・2倍になっている。

 返納手続きの際、県警は返納理由の調査(複数回答)をしており、昨年は「身体機能の低下」を挙げた人が49%で最多。次いで「運転の必要がない」が38%、13%が「家族らに勧められた」だった。

 昨年の交通事故死者69人のうち、高齢運転者による事故の死者は42人で61%を占めた。県警は運転能力が低下した高齢者らに制度への理解を促し、市町村に支援制度の充実を働き掛ける考えだ。

(9月7日)

長野県のニュース(9月7日)