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噴火教訓伝える提案募集 王滝村ビジターセンター計画

王滝村がビジターセンター設置を検討している御嶽山=7月21日、同村田の原付近から王滝村がビジターセンター設置を検討している御嶽山=7月21日、同村田の原付近から
 木曽郡王滝村は今月、2014年9月27日の御嶽山噴火の経験を伝え、火山と共生する拠点となる「御嶽山ビジターセンター」(仮称)の内容を提案する業者を募集し始めた。村は、火山防災の役割を踏まえた施設のコンセプトや人材育成などの提案をみて業者を選び、その業者が本年度内に機能や展示の仕方などの基本計画を作る。村はこれを基に、盛り込む機能を決めるという。

 日本各地のセンターは、火山の危険性や対処法の伝達、歴史の伝承、火山の調査・研究など施設に応じてさまざまな機能を盛り込む。王滝村は御嶽山の噴火災害を教訓に、安全対策を高める狙い。

 業者は公募型プロポーザル方式で選定。13日までに参加申込書を提出し、登山者へのアプローチの手法、見積もりなどを記した企画提案書を28日までに提出する。瀬戸普村長や村幹部でつくる審査委員会が書類審査とヒアリングで決める。

 選ばれた業者は、先進地の特色などを整理し、展示テーマや来館者に伝える情報や方法を検討し、住民が火山について学び認定を受ける「火山マイスター」制度も踏まえた山岳ガイドの育成機能についても考える。一帯で候補地を2カ所ほど選び、来館者の歩き方も踏まえて施設配置も検討するという。業務委託の期間は来年3月末まで。

 瀬戸村長は「ビジターセンターでの火山への注意喚起も含めて、村としてできる安全対策を網羅したい」としている。

 御嶽山麓の長野県側では現在、王滝村と木曽郡木曽町が国内の先進地を視察し、ビジターセンターの在り方をそれぞれ検討している。県は御嶽山、浅間山、焼岳、乗鞍岳の4火山でビジターセンター機能の充実を検討している。

(9月7日)

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