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御嶽海、不安一掃なるか 11日から秋場所

朝稽古ですり足を繰り返し汗を流す御嶽海朝稽古ですり足を繰り返し汗を流す御嶽海
 大相撲秋場所は11日、東京・両国国技館で初日を迎える。西前頭5枚目に番付を下げた御嶽海(本名・大道久司、木曽郡上松町出身、出羽海部屋)は、2場所ぶりの勝ち越しを目指す。先場所(7月の名古屋場所)を終えて以降、左、右と順に足の痛みを訴えて実戦的な稽古が積めていない。不安材料を抱え、幕内6場所目に臨む。

 先場所は自己最高位の東前頭筆頭の番付で、5勝10敗と2度目の負け越しを経験。上位陣との実力差を痛感し、立ち合いの強化を掲げて夏巡業(7月31日〜8月28日、東日本各地)に参加した。だが、左足の外側に痛みを感じ、幕内力士による勝ち残り指名方式の申し合い稽古に加わらず、四股などの基本動作で体を動かす日々が続いた。

 8月30日に場所前の部屋稽古が再開され、今月1日に始まった春日野部屋との連合稽古で三役経験者の栃煌山、栃ノ心を相手に久しぶりに相撲を取った。しかし、今度は右足裏に痛みを感じ、2日開催の横綱審議委員会による稽古総見を欠席した。7日まで予定された連合稽古も大事を取って回避。8日になってぶつかり稽古を再開した。

 先場所は白鵬ら3横綱、稀勢の里ら4大関と初めて総当たりした。一朝一夕で超えられない実力差を感じたことを含め、今場所は新たに気持ちを駆り立てる難しさがある。さらに角界入りへと導いてくれた東洋大相撲部の田淵順一総監督が8月28日に75歳で急逝。大きな喪失感にも襲われた。

 9日は突き押しの手の形を意識したすり足やぶつかり稽古で汗をかき、「間に合ったし、状態は悪くない。(巡業中から自分で考えて体を動かし)稽古不足とは思っていない。先場所の勝ち負けの数が逆になるくらいの戦績を目指したい」と話した。これまで故障による稽古不足の状態でも本場所で結果を出してきた御嶽海。持ち前の勝負強さや相撲勘を生かし、目標を達せられるか。

(9月10日)

長野県のニュース(9月10日)