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「大健闘」樋口選手の底力 車いす陸上4位 次のレースも期待

 リオデジャネイロ・パラリンピック車いす陸上の男子5000メートル決勝で、安曇野市の樋口政幸選手(37)=プーマジャパン=が4位となった。地元で支える人たちはメダルにあと一歩届かなかったことを惜しむ一方、次の種目に期待を寄せた。

 安曇野市の有志らでつくる「樋口政幸選手を応援する会」の遠藤正寿会長(80)は、「予選が4位で、何とか3位以内に入ってほしいと願っていただけに残念」と悔しさをにじませた。まだ1500メートルと800メートルの2種目が残っており、樋口選手は昨年、両種目(T54クラス)とも日本記録を更新している。「ぜひ頑張ってもらいたい」と力を込めた。

 同市でトレーニングジムを営み、2009年から樋口選手のトレーナーを務める丸山主税(ちから)さん(39)は、4位の結果を「日本人が決勝に残ることが難しかった種目。大健闘だ」とたたえた。残る2種目に向け、「パラリンピックの独特な空気にのまれず、自分のレースをしてほしい」とエールを送った。

 樋口選手が障害を負う前、住み込みで働いていた飯山市の花き農家の梨元茂さん(50)は「メダルを逃して惜しかったという気持ちと、よくやったという気持ち」。残り2種目も厳しい戦いが続くが、「良い成績が残せたので、伸び伸びと走ってほしい」と話した。

 樋口選手が所属する「長野車いすマラソンクラブ」代表の中田真也さん(38)=佐久市=は「テレビでレースを見たが、あまり良くないポジションから4位に入ったのは相当すごい。底力を見せた」と喜び、「走りを見ると調子が良さそう。残りの種目でメダル獲得も不可能ではない」と期待した。

(9月12日)

長野県のニュース(9月12日)