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荒井選手 地元で祝う「銅」 小布施でパレード

銅メダルを手に小布施町内をパレードする荒井広宙選手(中央)と父親の康行さん(右)=11日午後1時16分銅メダルを手に小布施町内をパレードする荒井広宙選手(中央)と父親の康行さん(右)=11日午後1時16分
 上高井郡小布施町は11日、リオデジャネイロ五輪の陸上男子50キロ競歩で、日本選手初の銅メダルを獲得した同町出身の荒井広宙(ひろおき)選手(28)=自衛隊=を祝うパレードや祝賀会を町内で開いた。沿道には町人口(9月1日現在、1万1138人)を上回る約1万2千人(町発表)が詰め掛け、「ありがとう」「おめでとう」などと健闘をたたえた。

 荒井選手は首から銅メダルを下げ、隣には父親の康行さん(67)が昨年亡くなった妻の繁美さんの遺影を抱いてオープンカーに乗った。町内の通りでは、陸上自衛隊東部方面音楽隊が行進した。

 荒井選手の実家近くの大島公会堂には約200人が集まり、一緒に万歳。銅メダルを触った同町栗ガ丘小2年の松沢嶺君(7)は「重かった。テレビで見るより格好良かった」と喜んだ。中野実業高(現中野立志館高、中野市)の陸上部で荒井選手の一つ先輩だった中野市の会社員、高相まなみさん(29)は荒井選手と並んで写真撮影。「高校の頃は腰が低く、変わらなくてびっくり。感動や勇気をもらった」と話していた。

 町北斎ホールで開いた祝賀会には約500人が参加。祝賀会前の表彰式では、市村良三町長が第1号となる町民栄誉賞を贈った。荒井選手は「これまで辛いこと、悔しいことはたくさんあったが、皆さんに喜んでもらえて良かった。(今後も)少しでも頑張っている姿を見せて、勇気や希望を与えたい」と述べた。祝賀会に出席した康行さんは「(妻と)喜びを分かち合いたくて遺影を持った。息子には東京五輪で一つ上のメダルを狙ってほしい」と話した。

(9月13日)

長野県のニュース(9月13日)