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ミネベア、ベアリング好調 外部販売量、6月に過去最高

ミネベアの小型ボールベアリング。掃除機など家電の高性能化も販売の追い風となっているミネベアの小型ボールベアリング。掃除機など家電の高性能化も販売の追い風となっている
 ミネベア(北佐久郡御代田町)は、主力製品のボールベアリング(軸受け)の製造販売が好調で、6月に外部販売量が過去最高の1億6800万個を達成した。2017年3月期中に月1億7千万個への上積みをうかがう。20〜23日には中国・上海で開く世界最大規模のベアリング展示会に出展。現在、外部販売の約半数は中国市場向けだが、さらなる市場の開拓を図る。

 外輪、内輪、ボール(鋼球)、ボール保持器などで構成するボールベアリングは、パソコンをはじめ情報通信機器や家電、自動車の制御モーターなどに使われ、回転軸を受けて安定的に回転させる役割がある。ミネベアは外径22ミリ以下の小型サイズに強みを持ち、同社によると、世界シェアの約60%を握る。

 マザー工場と位置付ける御代田町の軽井沢工場のほか、シンガポール、中国、タイなどの拠点で量産。最近は「自動車関連、ファンモーター関連、医療関連の引き合いが強い」(広報室)。機器の小型化、モーターの小型化が進むに伴い、小型のベアリング需要も増え、国内外の生産拠点は「ほぼフル生産」という。

 16年3月期までの過去3年で、ボールベアリングの販売数量は年8%ずつ増加。7月は6月実績に及ばなかったものの、今後も需要の底堅さを見込む。モーターが毎分10万回転する高速回転のサイクロン式掃除機など高性能家電の普及も追い風だ。

 もう一つの事業の柱、液晶バックライトの販売が、スマートフォン需要の低迷で落ち込む中、ボールベアリングの好調が利益を支えている。16年4〜6月期連結売上高は前年同期比5・6%減の1202億8800万円、営業利益は44・3%減の69億7100万円。部門別の営業利益は、バックライトなど電子機器が92・3%減の4億3200万円だったのに対し、ベアリングなど機械加工品は4・5%増の104億100万円だった。

(9月15日)

長野県のニュース(9月15日)