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本の補充・PRに「移動ブックカー」 高遠ブックフェスで初登場

高遠ブックフェスで本を運ぶ「移動ブックカー」高遠ブックフェスで本を運ぶ「移動ブックカー」
 「本のまち」づくりを進めている長野県伊那市高遠町で17〜19日、「高遠ブックフェスティバル」が開かれる。住民有志でつくる実行委員会が主催し、県内の六つの古書店などが参加。8年目の今年は、本を補充するためのサイドカー付き自転車「移動ブックカー」が初登場。高遠の街中を巡りながら、来訪者への情報発信にも一役買う。

 移動ブックカーは、自転車横に取り付けたサイドカーを荷台として利用。前回まで本の補充は自家用車を使っていたが、古本をストックしておく高遠町図書館と街中に点在する出店を行き来する際にフェスのアピールに生かそうと、メンバーの自宅に眠っていたものを引っ張りだした。

 期間中、サイドカー部分に看板や告知板を取り付けて関連イベントを紹介したり、運転手が来訪者を道案内したりする考え。本番に向け、車体を落ち着いた濃紺に塗り替え、本箱も取り付けた。

 フェスは、文化と歴史が香る城下町として16〜22日に一帯で展開する「ふらっと高遠へ『大人時感(じかん)』を楽しむ一週間」の催しの一つ。地元書店や空き店舗で古書を販売し、17日には表紙に引かれて購入した本について語り合う信州大の学生主催の読書会がある。伊那谷のクリエーターでつくる「CAMP(キャンプ)」は、活動拠点の旧酒蔵「仙醸蔵」でジビエ料理の提供などを企画している。

 実行委員で高遠町図書館職員の諸田和幸さん(32)は「いろいろな角度から、本の楽しみ方や可能性を提供したい」と話している。フェスの問い合わせは同図書館(電話0265・94・3698)へ。

(9月16日)

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