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高森町、県に候補地報告 リニア「ガイドウェイ」作業場

高森町がリニア関連施設の建設用地として情報提供した下市田地区の農地=15日高森町がリニア関連施設の建設用地として情報提供した下市田地区の農地=15日
 リニア中央新幹線建設工事に伴ってJR東海が県を通して用地を探しているリニア関連施設の候補地について、下伊那郡高森町が県に情報提供したことが15日、分かった。施設はガイドウェイを組み立てる作業場や一時保管所で、同社が県内で計12ヘクタールを探している。

 ガイドウェイは、鉄道の軌道部分に当たるU字形の構造物。高森町の候補地は天竜川沿いの下市田地区の農地13万4千平方メートルで、町が8月に県に伝えた。地権者らは了解済みという。町は土地利用計画でこの一帯の工業用地化を目指している。同町山吹地区の山林4万1800平方メートルも同じく候補地として報告した。

 町経営企画課は、施設利用後の跡地を企業誘致の用地などとして「地域経済振興の起点につなげられるのであれば(利用を)受け入れたい」とする。JRが今後詳細な条件を示す場合、地元の理解が得られなければ、候補地を取り下げる考え。

 施設は、2017年秋ごろに造成、18年春ごろから26年3月末まで利用する計画。JRは昨年12月に候補地調整を県に依頼し、県が飯田下伊那地方の自治体に情報提供を求めている。下伊那郡喬木村は、阿島の堰下(せぎした)地区の農地など約5ヘクタールを候補地としてJRと協議を進めている。

 同社広報部は高森町の候補地について「県にあっせんをお願いしているが、まだ情報を頂いておらず、回答できない」としている。

(9月16日)

長野県のニュース(9月16日)