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御嶽山王滝口登山道、8合目まで入山規制緩和

王滝口登山道の8合目付近で慰霊する登山者ら=17日午前11時王滝口登山道の8合目付近で慰霊する登山者ら=17日午前11時
 木曽郡王滝村は17日午前、御嶽山王滝口登山道7合目の田の原から600メートル先の遥拝(ようはい)所で実施していた入山規制を緩和し、1・2キロ先の8合目の避難小屋まで登れるようにした。避難小屋の噴石対策や登山道整備ができたため。正午までに登山者6人が8合目まで登った。

 村職員や新たに設けた「御嶽山王滝口登山道パトロール員」が午前7時、遥拝所にあった立入禁止と書かれた看板を外し、ゲートを開けた。パトロール員や木曽署員が登った後、10時前から登山者が訪れ、8合目の避難小屋前で犠牲者の冥福を祈り、花や線香を供えた。

 遥拝所などで線香を供えながら夫婦で登った上伊那郡辰野町の会社員有賀真一さん(54)は、2014年9月27日の噴火の1週間前に初の本格登山として御嶽山に登った。その日以来初めて8合目の避難小屋前に立ち、「登山道は整備されていて、ここから山頂方面を見ても噴火したとは分からない」と話した。

 村総務課長補佐の橋本悟志さんは「まだ行方不明の人がいる。2年前の噴火の教訓を生かし、より安全に登山できる山にしたい」とする。村は今後、毎日午前7時に遥拝所のゲートを開け、午後4時に閉める。24日には9合目まで登れるようにする予定。村道を冬季閉鎖する11月上旬まで、登山を楽しめるようにするという。

(9月17日)

長野県のニュース(9月17日)