長野県のニュース

軽井沢土産、G7交通相会合の思い出に  

軽井沢彫の小物入れに収めたモミの木の香りのスプレー=18日軽井沢彫の小物入れに収めたモミの木の香りのスプレー=18日
 北佐久郡軽井沢町で23〜25日に開かれる先進7カ国(G7)交通相会合で、町が町民や町内企業に制作を依頼して、参加国の交通担当相らに配る土産品を準備している。各国をイメージした小さな盆栽を植えた鉢と、伝統的工芸品「軽井沢彫(ぼり)」の小物入れに入ったモミの木を原料にしたスプレー。制作者はそれぞれ見た目や香りの楽しみを追求し、軽井沢来訪の思い出にしてほしい―と期待している。

 同町のイラストレーター兼鉢作家の小出真智子さん(46)は、手のひらに乗せられるほどの「豆盆栽」作りを進めている。全体のデザインと鉢作りを担当し、盆栽作りはプロの協力を得た。現在、鉢の絵付けの仕上げをしている。

 G7(日本、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、英国、米国)、欧州連合(EU)のそれぞれをイメージした盆栽計8鉢を用意。例えば、ゴヨウマツをクロマツに接ぎ木した米国向けの品は、つるの部分を残し、カウボーイの投げ縄を表現した。カナダ向けは、国旗にも描かれる象徴カエデを使っており、鉢はトナカイの絵柄が描かれたカウチンセーターに似せる。

 会合でテーブルに置き、見て楽しんでもらう。持ち帰る際に盆栽は枯れる恐れがあり、土産品としては鉢を贈る。8種類の鉢をセットにし、盆栽の写真が載った冊子と合わせて、きりの箱に収め、それぞれに渡す計画だ。

 小出さんは服飾デザイナーの経験を生かし、鉢を服に、盆栽を服を着たモデルに見立ててデザインしたという。「大臣たちはこれほど小さな盆栽を見たことがないはず。必ず笑顔になる」と楽しみにしている。

 一方、浄化槽維持管理や上下水道設備工事などの「インテック」(軽井沢町)は「軽井沢産モミの木の香りのスプレー」を用意。別荘地で切り出されたモミ材を、専用の装置がある和歌山市内に運び、エッセンシャルオイル(精油)や蒸留水を抽出した。容器に入れて50本を作った。尾沼好博社長(60)は「爽やかな森林のイメージが感じられる。ウェルネスリゾート(保健休養地)をアピールするきっかけになればいい」と話す。

 町内の「軽井沢彫シバザキ」が本を模した小物入れを作った。表は桜の絵柄を、内側には町からの記念品を表す文字を彫ってあり、スプレーなどを入れて渡す予定だ。

(9月19日)

長野県のニュース(9月19日)