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木曽の文化・歴史たどる企画展 県立歴史館

馬の扱い方が書かれたびょうぶを見る来館者たち馬の扱い方が書かれたびょうぶを見る来館者たち
 千曲市の県立歴史館は、旧石器時代から現代までの木曽の文化や歴史をたどる秋季企画展「文化の十字路木曽の宝」を開いている。木曽にまつわる石器や仏像などの文化財、美術工芸品など100点余を展示。11月27日まで。

 時代などで六つに分けて紹介。「木曽のあけぼの」と題した旧石器・縄文時代のコーナーでは、木曽地域の遺跡から出土した石器や土器を展示。西日本に多い角すい状の石器や、装飾や模様の多い東信系の土器などが出土しており、木曽が複数の地域と交流していたことを示すという。

 近代芸術の紹介では、旧木曽郡山口村馬籠(現岐阜県中津川市)出身の島崎藤村による「夜明け前」の原稿計2760枚を展示。木曽の自然が織り込まれた文章や、赤や黒で修正を重ねた跡を見ることができる。

 千曲市に住むめい3人と訪れた都内の石倉亜希子さん(40)は、馬の扱い方を絵と文で示した「伝書」が切り貼りされたびょうぶを見学。江戸時代に関東から木曽に伝わったとされ、「昔もハウツー本があったのですね」。同館の担当者は「多くのジャンルから木曽の文化を感じ取ってほしい」と話している。

 10月22日午後1時半から、笹本正治館長が「木曽の宝」と題して講演するほか、期間中、木曽馬や木曽の伝統芸能に関連した講演会、催しなどもある。問い合わせは県立歴史館(電話026・274・3991)へ。

(9月20日)

長野県のニュース(9月20日)