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県内の避難勧告全て解除 台風16号

市道に流れ出た土砂を取り除く復旧作業=21日午前10時すぎ、上田市小牧市道に流れ出た土砂を取り除く復旧作業=21日午前10時すぎ、上田市小牧
 台風16号が静岡県沖で温帯低気圧に変わり一夜明けた21日。長野県によると、大雨・洪水警報や土砂災害警戒情報は未明までに、飯田、長野、駒ケ根、伊那の各市に出ていた避難勧告も朝までに全て解除された。一方、土砂流出などで県道など少なくとも15路線が通行止めとなり、各地で復旧作業が続いた。

 県道路管理課によると、大町市と東筑摩郡生坂村境の県道大町麻績インター千曲線、飯田市上飯田の県道飯田南木曽線では路肩が崩れ、全面復旧には時間がかかる見通し。飯田南木曽線の現場は長さ約8メートルに渡って崩れ、同日朝、県職員らが土のうを積むなど応急処置に追われた。前夜からの全面通行止めは午前7時半から2トン車までの車両に限り片側交互通行になった。

 上田市小牧の市道丸子小牧線では山林から崩れた土砂が道路に流れ込んでいるのが見つかり、市は同日午前1時半から同線小牧橋―生田茂沢間を全面通行止めとし、復旧作業を進めている。市街地と同市丸子地域をつなぐ幹線道路の一つだが、市土木課によると、午後1時時点で復旧のめどは立っていない。

 下伊那郡阿智村では浄水場の水に濁りが出たため、伍和地区524世帯、約1600人(ともに4月時点)に水道水の使用停止を呼び掛け、給水車が地区内2カ所に出動した。やかんを手に訪れた近くの女性(85)は「朝にみそ汁を作って飲んだが気が付かなかった。水をもらっておけば安心」。村は飯田市など周辺自治体に支援を要請し、給水箇所を増やして対応する。

 一方、20日午後9時時点で保育園や小学校などに計82人が避難した伊那市高遠町長藤地区(326世帯)では、市の避難勧告が21日午前6時10分に解除され、同地区の中条多目的集会施設に残っていた13人も帰宅した。

(9月21日)

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