長野県のニュース

スズメバチ、児童刺す 東御市和小、11人軽傷

和小学校の植え込みからキイロスズメバチの巣を駆除する業者=21日、東御市和和小学校の植え込みからキイロスズメバチの巣を駆除する業者=21日、東御市和
 21日午前11時ごろ、東御市和(かのう)の和小学校から「児童がスズメバチとみられる蜂に刺された」と119番通報があった。上田広域消防本部や同小によると、1~5年生の計11人が上田と東御市内の2病院に運ばれたが、いずれも軽傷で、同日中に帰宅した。同日午後、東御市内の駆除業者が校内の植え込みの中にあったキイロスズメバチの巣を撤去した。

 和小によると、休み時間中の午前10時40分ごろ、児童が校舎の昇降口近くで鬼ごっこなどをして遊んでいたところ、ツツジの植え込みからキイロスズメバチが飛び出し、11人が頭や腕、脚などを刺された。病院で軟こうを塗るなどの手当てを受けたという。

 児童が下校した後、蜂の巣を使った作品の展示施設「蜂天国」(東御市)を運営する塩沢産業社員が植え込みに殺虫剤をかけ、直径25センチほどの巣を袋に入れて処分した。

 同校は、巣の存在には気付いていなかったという。長岡秀幸校長は「軽傷だったのは不幸中の幸い。今後、学校敷地内に巣がないか確認したい」と話している。

 市教育委員会は同日、市内の小中学校全7校に敷地内に蜂の巣がないか確認するよう指示した。

 県環境保全研究所(長野市)の須賀丈主任研究員は「キイロスズメバチはこの時季、新しい女王蜂と雄の蜂が羽化しており、1年のうちで最も攻撃的になる。声や振動に反応することもある」と指摘。黒っぽい物を狙う習性があり、蜂がいそうな場所では、帽子で頭を隠し、長袖の服を着て肌を隠すよう注意を呼び掛けている。

(9月22日)

長野県のニュース(9月22日)