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信濃史学会発行の月刊誌「信濃」 9月で49年復刊から800号

復刊から800号を迎えた月刊誌「信濃」=松本市内の事務所復刊から800号を迎えた月刊誌「信濃」=松本市内の事務所
 地方史研究の信濃史学会(長野県松本市)が発行する月刊誌「信濃」が9月、戦後の1949(昭和24)年の復刊から800号を迎えた。県内外の教員や研究者らが、歴史や民俗、考古学といった地域に関する論文を発表する学術誌として定期発行を続けてきた。小松芳郎会長(66)=松本市文書館特別専門員=は「先輩の蓄積を継承し、地域の研究をつくり出したい」と決意を新たにしている。

 「信濃」はA5判で、800号は82ページ。巻頭の記念特集では、小松会長、山浦寿前会長(72)=松本市=ら新旧役員9人による座談会「信濃史学会の今、そしてこれから」を載せた。会員の減少や高齢化を受け、学生ら若い世代の入会を促す方策を議論。多くの人に地域の歴史に親しんでもらおうと昨年始めた「地方史講座」など新たな活動の方向性も話し合っている。

 「信濃」は1932(昭和7)年、信濃郷土研究会が創刊した。戦時中の中断を経て49年に復刊。同研究会は57年に信濃史学会に改称した。会員数は昭和50年代に1500人を超えたが、現在は600人ほど。同会は今年6月に松本市内に事務所を設けた。交流の場として活用し、新たな会員獲得や紙面の活性化について話し合っていく。

 2回目となる地方史講座は10月8日午後1時、八ケ岳山麓の縄文文化をテーマに茅野市文化センターで開く。無料。

(9月23日)

長野県のニュース(9月23日)