長野県のニュース

「9条守れ」県内で訴え 護憲・改憲派 全国で集会

安倍政権に抗議する全国一斉行動の参加者=3日、松本駅前安倍政権に抗議する全国一斉行動の参加者=3日、松本駅前
 日本国憲法公布70年となった3日、県内では、憲法を守ろうと、集団的自衛権行使を認めた安全保障関連法に反対する行動が長野、松本両市などであった。全国では、護憲派は東京などで集会を開き、「9条を守れ」と訴えた。改憲派は公布70年を前に東京であった集会で「憲法は(連合国軍による)占領下のままだ」とし、改正を呼び掛けた。

 松本市の松本駅前での抗議行動には、市民約30人が参加。「アベ政治を許さない」「戦争法廃止!」と印刷した紙を掲げ、アピールした。京都大原子炉実験所の元助教で同市に昨年移住した小出裕章さん(67)は「憲法に合わせて自衛隊を廃止し、米軍に出ていってもらうべき」。主婦上條悦子さん(64)は安倍政権が目指す改憲の動きを批判し、「憲法の理想を実現することこそ日本の道」と話した。

 長野市の長野駅前では、複数の市民グループでつくる「戦争させない!長野集会実行委員会」の約20人が活動。「僕らが主権者って知らなくて委員会」の三石知志さん(30)は「憲法を守らなければならないのは国民ではなく国家権力だ」と訴えた。

 「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」が3日、都内で開いた集会には主催者発表で約400人が参加。講演した石川健治東大教授(憲法学)は「(憲法を)誰がつくったかではなく、権力が暴走していないかどうかで見るべきだ。この70年間、(権力を縛る)立憲主義が成立している」と説明した。

 一方、改憲派の「新しい憲法をつくる国民会議」が東京・永田町で10月27日に開いた研究会には数十人が参加。清原淳平会長は「日本は独立したにもかかわらず、陸海空軍の不保持など占領下の憲法のままになっている。平和主義は守るが、戦う体制は持っていこうというのがわれわれの考え方だ」と訴えた。

 3日には熊本市で「美しい日本の憲法をつくる熊本女性の会」の講演会があった。

(11月4日)

長野県のニュース(11月4日)