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佐久市でトラクターの下敷き、男性死亡

 4日午後2時5分ごろ、佐久市布施の田んぼでトラクターの下敷きになった人がいると通行人から119番通報があった。下敷きになっていたのは近くの無職田原浅美(たばるあさみ)さん(67)で、市内の病院に搬送されたが、約1時間後に全身の圧迫で死亡が確認された。トラクターや農薬散布車など農業機械の使用中の死亡事故は今年に入って18件となり、県が統計を取り始めた1971(昭和46)年以降で最多だった96年と並んだ。

 佐久署によると、田原さんは、勾配が急な下り坂の市道で農耕用トラクターを運転中、道路左側約2メートル下の稲刈りが終わった田に転落。横倒しになったトラクターの下敷きになったとみられる。

 田原さんの家族によると、田原さんは3年ほど前に横浜市から移住し、その後、誘われて農業を始めた。トラクターを使うのは年に数回ほどで、この日も近所の人から借りて農作業を終えた後、返しに行く途中だったらしい。家族は「トラクターの扱いに不慣れだったかもしれない」と話していた。

 近くに住む80代の女性は「田原さんとは昨日も農作業のことなどを話したばかり。まさかトラクターで転んで亡くなるなんて」と言葉を詰まらせていた。

(11月5日)

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