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被災地思い 歌で心一つに 長野で大槌の団体と共演

観客と一緒に歌う長野市と大槌町の合唱団観客と一緒に歌う長野市と大槌町の合唱団
 長野市の女声合唱団「アンサンブル・ヴィ・ヴォーチェ」は6日、東日本大震災で被災した岩手県大槌町の混声合唱団「コーラス大槌」を招いたコンサートを市芸術館で開いた。昨年に続き2回目。観客約280人が両合唱団のハーモニーを楽しんだ。

 ヴィ・ヴォーチェは団員が被災地支援で大槌町を訪れたのを機に、2014年から同町文化祭で合唱を披露するなど、交流を重ねている。

 この日はヴィ・ヴォーチェの合唱の後、コーラス大槌と共演。息のあった歌声で「浜辺の歌」「故郷(ふるさと)」などを歌い、大きな拍手を受けた。観客と一緒になって、東日本大震災の復興支援歌「花は咲く」や「エーデルワイス」を歌う場面もあった。

 コーラス大槌は約40年前に発足し、地元で定期演奏会を毎年開いてきた。大震災の起きた11年以降も住民を勇気づけようと続けたが、会員の高齢化や減少で昨年は開催できなかった。それだけに、会長の内金崎丈志さん(58)は「コンサートへの誘いは本当にうれしい。歌う喜びを再認識し、励まされた」と話す。

 ヴィ・ヴォーチェは会場でワカメなど大槌町の特産物も販売。団長の上原美知子さん(60)は「来年は大槌町で定期演奏会を開くお手伝いをしたい」と話していた。

(11月7日)

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