長野県のニュース

白馬 被災神社再建へ 堀之内区 県北部の地震で傾き倒壊

堀之内区が城嶺神社を再建する予定地。既にある地元のお堂などを撤去する=8日、白馬村神城堀之内区が城嶺神社を再建する予定地。既にある地元のお堂などを撤去する=8日、白馬村神城
 2014年11月22日に県北部で発生した最大震度6弱の地震で被災した北安曇郡白馬村神城の城嶺(じょうみね)神社を巡り、管理する地元の堀之内区が神社跡地の100メートルほど東の土地に再建する方針を固めた。発生から2年がたとうとする中、住宅や道路の再建など住民の生活基盤も安定し、よりどころでもあった神社再建のめどがようやく立った。来春の雪解け後に工事を始め、神社の例大祭がある来年9月までの完成を目指す。

 同村の地震被害は、隣の三日市場区とともに堀之内区に集中。堀之内では住宅33棟が全壊、5棟が大規模半壊、10棟が半壊した。今も村内の応急仮設住宅などに身を寄せる住民がいるが、村が堀之内など村内3区に新築する被災者向け村営住宅へ今月下旬以降に入居できる見通しだ。

 築約110年とされる城嶺神社は地震で拝殿や本殿が傾き、その後に降り積もった雪の重みでいずれも倒壊。村が解体・撤去工事をして更地になっている。

 同神社のように、文化財に指定や登録されていない神社は、管理者が自力で再建しなければならない。堀之内区は自己資金での再建を目指し、今春、区役員らでつくる建設委員会を発足。建て替える場所や資金を確保する方法などを話し合ってきた。

 再建の方針は6日夜の区の臨時総会で決めた。約80世帯の堀之内区ではほかの区と同様、住民の高齢化が進む。そうした状況を踏まえ、元々あった高台から区内の平地に移すことにした。

 費用は少なくとも1500万円ほどに上る見込みで、主に区の積立金を充てる。不足分は区外からの寄付金で補うつもりだ。氏子総代長の鎌倉宏さん(63)は「来年の例大祭は新しい神社で迎えたい」と再建を心待ちにする。

 寄付金は、ゆうちょ銀行への口座振り込みで受け付けている。問い合わせは、鎌倉さん(電話090・9359・1979)まで。

(11月9日)

長野県のニュース(11月9日)