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信南交通が飯田商工会館前の高速バス停留所、廃止を検討 

廃止が検討されている飯田商工会館前の「飯田」停留所。手前の停車中のバスは信南交通の高速バス=11日、飯田市常盤町廃止が検討されている飯田商工会館前の「飯田」停留所。手前の停車中のバスは信南交通の高速バス=11日、飯田市常盤町
 バス会社の信南交通(飯田市)が、飯田市中心市街地の飯田商工会館前にある高速バスの停留所「飯田(飯田商工会館)」の廃止を検討していることが11日、分かった。東京・新宿、名古屋市、長野市を結ぶ3路線の発着点ながら、中心市街地の空洞化などに伴って、乗車する利用者が少ないことが主な理由だ。飯田商工会議所や地元の住民自治組織などは、存続を求めており、今後同社と協議に入る。

 信南交通によると、同停留所は飯田商工会館の建て替え工事に伴って2011年10月に一度廃止したが、地元要望などを受けて14年4月に再設置した。3路線の合計で1日80便が発着。伊那バス(伊那市)や名鉄バス(名古屋市)など4社と共同運行している。

 信南交通による乗車人員の調査(2016年5月16〜22日)によると、飯田停留所から乗車する人は利用者が最も多い新宿線で1便平均0・8人。JR飯田駅前に設けた次の停留所「飯田駅前」は同3・4人、中央道飯田インターに近い「伊賀良」は同8・0人だった。同社は飯田停留所付近に終日利用できる安価な駐車場がないことが、乗車の少ない一因と分析する。

 中島一夫社長は「利用者が少なければ停留所を見直す可能性があることは(再設置の)当初から伝えてあった。現状を説明し合意形成を図りたい」としている。

(11月12日)

長野県のニュース(11月12日)