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TPP、北信の農業委が国会議員と意見交換

農業委員会の代表と国会議員が意見を交わした懇談会=12日、長野市農業委員会の代表と国会議員が意見を交わした懇談会=12日、長野市
 北信地方の15市町村農業委員会の代表者と県関係国会議員が意見交換する農政懇談会(長野、北信州、須高地区の各農業委員会協議会主催)が12日、長野市内であった。参院で審議入りした環太平洋連携協定(TPP)承認案と関連法案を巡り、農業委側は詳細な情報開示や徹底した国会審議を求める要請書を各議員に手渡した。

 国会議員は自民党の務台俊介氏(衆院2区)、小松裕氏(衆院比例北陸信越)、民進党の篠原孝氏(衆院1区)、杉尾秀哉氏(参院県区)の4氏が出席。TPPのほか、新規就農者支援などについて意見を交わした。

 務台氏は「TPPのあるなしにかかわらず、今後の農業のあり方を考えることが重要」と強調。小松氏は「(TPP脱退を掲げる)トランプ氏が米大統領になるから(日本が承認を)やめるというのは主権国家としておかしなことだ」と述べた。

 一方、篠原氏は米大統領選の結果を踏まえ、「(日本では)TPP発効の見込みがないのに審議している」と述べ、与党の対応などを批判。杉尾氏は「TPPが今の形のままで発効することは不可能」として、議論の見直しを主張した。

 農業委を代表して小山英寿・長野市農業委員会長は「(TPPの)審議は尽くされておらず、農業者の不安を払拭(ふっしょく)するに至っていない」とし、慎重な国会審議を求めた。

(11月13日)

長野県のニュース(11月13日)