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トランプ氏勝利、「くりん豚」囲んで「残念会」

くりん豚のしゃぶしゃぶを前に「残念」と乾杯する知久さん(手前左)らくりん豚のしゃぶしゃぶを前に「残念」と乾杯する知久さん(手前左)ら
 米大統領選で民主党のクリントン氏が当選した場合に、下伊那郡喬木村内で生産するブランド豚「くりん豚(とん)」を贈ろうと計画していた地元の養豚関係者ら4人が12日夜、共和党トランプ氏の勝利を受け、村内の飲食店で「残念会」を開いた。計画は白紙になったが、くりん豚の料理をつつきながら、地域を盛り上げる次の一手を考えた。

 くりん豚は、脂の上品な甘さが特長。生産する「知久養豚」の知久隆文さん(45)が「一番お薦めの食べ方」というしゃぶしゃぶをテーブルに並べた。

 今回の計画を中心となって練ったNPO法人「たかぎ」事務局長の田中生輝さん(58)も参加。贈呈を提案するため10月にケネディ駐日米大使に宛てた手紙では、友好が目的であり、豚と結び付けることが失礼に受け取られないよう文言に細心の注意を払い、父のケネディ元米大統領が演説で触れた言葉も文中に入れるなど力を込めたという。

 トランプ氏当選で、養豚業に打撃を与えかねない環太平洋連携協定(TPP)発効は難しくなったが、「(養豚業の)先行きはまだ見えない」と知久さん。田中さんは今回の結果に「残念だけれど、PRできる方法はいろいろ考えられる」とし、知久さんも「売り出すチャンスはまだまだある」と前向きに話していた。

(11月13日)

長野県のニュース(11月13日)