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出所者ら公民館へ相談を 諏訪地区保護司会、7月から窓口

 諏訪地区保護司会は来年7月から月1回、保護観察を終えた元被告や元受刑者、その家族らから生活相談に乗る窓口を諏訪市公民館に開設する。罪を償っても就労できずに再犯に至る例を減らす目的。本人の同意を得た上で社会福祉協議会や福祉事務所、公共職業安定所、障害者の就労や生活を支援する施設と情報共有して連携し、生活再建を助ける。

 長野保護観察所(長野市)によると、保護司が相談に乗りながら別機関と連携するのは県内初。法務省保護局更生保護振興課は「地区保護司会は全国に886あるが、聞いたことがない」としている。

 諏訪地区保護司会は、諏訪市、茅野市と諏訪郡下諏訪町、富士見町、原村の保護司68人が加わる。

 同会によると、何度も万引をしてしまう、自分で所持金の管理ができない、職に就けない、といった悩みを持つ人は多く、保護司だけではどの機関がふさわしいか判断に限界があった。同会は昨年3月、諏訪地方の社協、職安、児童相談所、諏訪署などの10機関3団体で連絡協議会を組織し、情報共有を開始。その中で、相談窓口の案が出た。

 来年7月から毎月最終金曜日の午前10時〜正午、面接の専門研修を受けた保護司2人が待機。予約制で、相談者の都合に合わせて夜間や週末に追加で応じる。富士見町や原村では、保護司が役場に出掛けることもできる。

 来年1月27日と2月24日に試行として相談を受け付ける。保護司会長の宮野孝樹さん(73)は「相談すれば犯罪を繰り返さない人は多くいるはず。気軽に相談してほしい」。問い合わせは同保護司会更生保護サポートセンター(電話0266・55・2786)へ。

(11月17日)

長野県のニュース(11月17日)