長野県のニュース

元簡易郵便局長 強制捜査へ 県警・小諸署 詐欺容疑

 小諸市の諸(もろ)簡易郵便局の局長を務めていた60代の女が、利用者に架空の金融商品を勧めて総額約8億9千万円をだまし取ったとされる問題で、県警捜査2課と小諸署は近く、この元局長について詐欺の疑いで強制捜査に入る方針を固めたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。

 問題は昨年2月、同市の小諸郵便局に利用者から問い合わせがあり発覚。日本郵便信越支社(長野市)によると、元局長は発覚の10年ほど前から小諸市を中心とする利用者約180人に「半年で1割の利子が付く」などと架空の金融商品を勧め、主に諸簡易郵便局内で金を受け取っていた。1991年8月から同郵便局長だった。

 問題発覚後の昨年7月、日本郵便の代理人弁護士は、利率が異常に高いなど「取引条件が極めて不自然」なため、利用者の側にも一部過失があるとして、同社が認定した被害額の5割を補償する条件で和解を利用者に提案した。

 これに対し、和解に応じた利用者がいた一方で、補償条件に応じなかった少なくとも32人が裁判や裁判外紛争解決手続き(ADR)を通じて賠償や返還を求めている。

 同支社は昨年3月に諸簡易郵便局を閉鎖し、同4月に元局長との委託契約を解除している。

(11月17日)

長野県のニュース(11月17日)