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信州大王イワナの採卵を公開 県水産試験場木曽試験地

採卵台で信州大王イワナの卵を採取する職員採卵台で信州大王イワナの卵を採取する職員
 県水産試験場木曽試験地(木曽郡木曽町)は18日、バイオテクノロジーを使って従来のイワナよりも大きく育つ「信州大王イワナ」の採卵作業を公開した。9月に長野市でお披露目会があったが、まだ一般にはあまり知られていないため、PRする狙いだ。

 木製の採卵台の前で職員が次々と、1匹から平均1200粒ほど卵を採取。この後、受精作業もした。

 県は2014年度から養殖業者に稚魚を出荷している。今年の採卵は10月半ばに始め、約90万粒を採取。ふ化前の「発眼卵」の状況を調べながら、11月末までに採卵を終える。来年1〜2月にふ化し、県内の養殖業者に8月に稚魚を出荷。2年後には35トンの生産を目指すという。

 同試験地によると、従来のイワナは産卵期に身が細り、脂の乗りが悪くなるが、大王イワナは、年間を通じて肉質がいいのが特長だ。熊川真二試験地長は「いずれは県内のレストランで、信州サーモンと信州大王イワナの両方を食べてもらえるようにしたい」と話した。

(11月19日)

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