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ドローンで来年度も不明者捜索へ 御嶽山噴火の被災者家族の会

ドローンで9月に撮影した御嶽山山頂付近の映像を見る山びこの会会員たち=19日、松本市ドローンで9月に撮影した御嶽山山頂付近の映像を見る山びこの会会員たち=19日、松本市
 2014年9月に起きた御嶽山の噴火災害の被災者家族らによる「山びこの会」は19日、松本市内で会合を開き、来年度も山頂付近で小型無人機「ドローン」を使って行方不明者の捜索を実施する方針を確認した。今年9月3日に初めて行った同会の捜索で撮影した山頂付近の動画と写真も公開し、行方不明者の発見につながる手がかりはなかったことを明らかにした。

 会合の冒頭以外は非公開で、11家族21人が出席。同会事務局代表のシャーロック英子さん(57)=東京都=は会合後、山頂付近を撮影した約30分間の動画と190枚の画像を「繰り返し確認したが、手がかりになる物は見つからなかった」と話した。

 来年度はドローンの飛行高度を下げ「より地面に近い場所から撮影を試みたい」とした。協力を申し出ている県内のドローン製造業者と詳細を詰める。捜索への寄付金が個人・団体から計86件、約205万円あったとし、来年度に向けて引き続き募る。

 木曽郡木曽町と王滝村が検討する慰霊碑の設置場所について、同会は同村の松原スポーツ公園を要望していたが、会合で同村の登山口の「田の原」に求める声も出て、改めて2町村と協議するとした。遺品などを展示する「火山防災ミュージアム(仮称)」の設立を山麓自治体に要望することも確認した。

(11月20日)

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