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御嶽山噴火、仕組みと対策学ぶ 木曽で火山防災学習会

御嶽山の火山活動について講演があった学習会=19日、木曽町御嶽山の火山活動について講演があった学習会=19日、木曽町
 2014年9月の御嶽山噴火災害の風化を防ごうと、県木曽地方事務所や木曽郡木曽町、王滝村、上松町は19日、御嶽山火山防災学習会を木曽町内で開いた。東濃地震科学研究所(岐阜県瑞浪市)の木股文昭副首席主任研究員と名古屋大大学院環境学研究科の山岡耕春教授が噴火のメカニズムや今後被害者を出さないための工夫について講演。住民ら約100人が聞いた。

 山岡教授は、今までマグマ噴火を中心に研究され、水蒸気噴火は研究が不足していたと指摘。「御嶽山では噴火前に3年ほど水蒸気があまり上がらない時期があったが、火山活動が収まったと考えるのは間違いだった」と述べた。噴気孔が目詰まりして噴気が止まり、地表から0・5〜1キロの熱水がたまる部分の圧力が上昇し、水蒸気噴火が起きたと話した。

 木股主任研究員は、1979(昭和54)年以降に起きた4回の噴火のうち、3回は山頂直下で人体に感じない地震が多発していたとし、「噴火するか分からなくても、火山活動が活発化しているという情報は気象庁も出せる」と説明。火山と知らずに訪れる人も多いため「登山口で、どの場所で噴火し、現状はどうか伝える必要がある」とした。

(11月20日)

長野県のニュース(11月20日)