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県縦断駅伝 繰り上げスタート時間短縮で明暗、思いはつなぐ

先頭通過から5分後に繰り上げスタートした11区の選手たち=19日午後1時56分、茅野市の茅野中継点先頭通過から5分後に繰り上げスタートした11区の選手たち=19日午後1時56分、茅野市の茅野中継点
 19日に初日を行った第65回県縦断駅伝は渋滞緩和につなげるため、中継点での繰り上げスタートの制限時間が短縮された。たすきをつなげられるか、明暗が分かれるレース展開になった。渡せずに悔しがる選手もいたが、その多くが「チーム全体でいい記録を」と2日目を見据えていた。

 制限時間は前回まで、多くの中継点が10分だったが、今回は7分か5分になった。

 「はい、スタート」。10区から11区の茅野市の茅野中継点。15チームのうち13チームの選手が繰り上げスタートで一斉に走りだした。繰り上がったことを示す黄色いたすきを着けている。制限時間は前回の10分から5分になり、トップの上伊那が通過してから制限時間内にやってきたのは全諏訪だけだった。

 3番目に着いた飯田下伊那の早野吉信選手(28)は「あと数十秒で間に合った。自分としてはいい記録が出たが、トップとの差が開いてしまった」と残念がった。7番目の全佐久の内川大樹選手(19)は休憩所でうずくまり、涙を流した。「1区からいい流れだったのに…」。それでも「2日目はチームをしっかり励ましたい。来年はもっと貢献したい」と話した。

 制限時間が前回と同じ5分に設定された4区と5区の秋和中継点(上田市)では、係員が残り秒数を数え上げる中、中野下高井の柳沢瑞樹選手(37)はぎりぎりでたすきを渡した。「自分のところまで仲間がつないだたすき。沿道の応援も力にして必死に走った」と喜んだ。6チームが繰り上げスタートになり、間に合わなかった大町北安曇の西沢紀元選手(40)は「来年はつなげるよう、しっかり練習したい」と口にした。

 伊藤利博審判長は「地域住民らの理解、協力なくしては大会の運営はできない。(制限時間短縮に)選手らに理解を求めながら大会を続けていきたい」と話していた。

(11月20日)

長野県のニュース(11月20日)