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見タカ!松代に伝統の技 城跡で鷹狩り紹介イベント

鷹匠体験で、シカ皮の手袋をはめ、餌でタカを呼び寄せる子ども鷹匠体験で、シカ皮の手袋をはめ、餌でタカを呼び寄せる子ども
 長野市松代町松代の国史跡松代城跡で20日、伝統的なタカの調教術「放鷹(ほうよう)術」の実演があった。松代地区のNPO法人「夢空間松代のまちと心を育てる会」の主催で、都内の「諏訪流放鷹術保存会」が協力。約800人が詰め掛けて人垣ができ、鷹匠(たかじょう)が巧みに操るタカの姿を興味深そうに見守った。



 放鷹は、飼いならしたタカを山野に放ち、鳥などを捕らえる鷹(たか)狩りのこと。平安時代は天皇の権威の象徴で、戦国時代以降は武士のたしなみとして盛んになった。

 江戸幕府に仕えた諏訪流の伝統を受け継ぐ保存会の田籠(たごもり)善次郎さんや、第18代宗家の大塚紀子さんら4人が、オオタカと南米原産のタカ科のハリスホークを操った。低空飛行で人と人の間を行き来する「振り替え」や、人から木へ移って戻る「渡り」、実際の狩りを想定し、飛び立たせたハトを空中で捕まえる「飛び流し」を披露した。鷹狩りの文化と歴史を研究する「鷹書(たかしょ)研究会」の二本松泰子・県短大准教授(48)は、松代藩の鷹狩りなどを紹介した。

 来場者から希望を募った鷹匠体験もあり、4人が「振り替え」に挑戦した。

(11月21日)

長野県のニュース(11月21日)