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7年目に1度「狐の嫁入り」 坂北の住民有志が記念品準備

木札に焼き印を入れる「からたち倶楽部」の会員木札に焼き印を入れる「からたち倶楽部」の会員
 東筑摩郡筑北村坂北の住民有志でつくるグループ「からたち倶楽部」が22日、同村の青柳地区で来年3月26日に開く7年目に1度の祭り「狐(きつね)の嫁入り」に向け、焼き印を押した木札を作り始めた。地元の保存会の依頼を受け、同地区の住民や観光客に記念品として配るため、今回初めて作成。400個用意する予定だ。

 「狐の嫁入り」は、同地区で100年以上前から続く里坊稲荷(いなり)神社の春祭り。キツネの花嫁や仲人の女性役を含め、すべて男性が扮(ふん)して旧善光寺街道を練り歩き、沿道には多くの見物客が並ぶ。

 からたち倶楽部は、青柳地区の住民が趣味の竹細工をしようと集まり、約10年前に結成。現在は定年退職者を中心に13人の会員がいる。数年前から会員宅の手作りのいろりを利用し、かつての宿場町「青柳宿」を訪れる観光客向けに木札を作っている。

 木札は縦8センチ、横6センチ、厚さ1センチのヒノキ製。この日は6人が作業し、並べた木札に火で熱した焼き印を押しつけると、白い煙が上がって模様や文字が入った。表にはキツネの輪郭などを、裏には「青柳宿」の印を焼き付けた。仕上げで首にかけるひもを通し、54個を作った。今後も作業を続ける。

 からたち倶楽部会長の林滋晴さん(68)=筑北村=は「村の人口が減少し、祭りの担い手も減ってしまった。年寄りの集まりではあるが、地域と協力しながら祭りを盛り上げていきたい」と話した。

(11月23日)

長野県のニュース(11月23日)