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逮捕の教諭、療養休暇中の犯行 伊那市教委と校長が陳謝

会見で陳謝する伊那小の林校長(右)ら=23日、伊那市役所会見で陳謝する伊那小の林校長(右)ら=23日、伊那市役所
 伊那市伊那小学校教諭の神谷林実(しげみ)容疑者(38)=伊那市上の原=が22日に住居侵入と準強姦(ごうかん)の疑いで伊那署に逮捕された事件で、市教育委員会の松田泰俊委員長、同校の林武司校長らが23日、市役所で記者会見して陳謝した。林校長は、容疑者が体調不良のため8月中旬から2カ月近く療養休暇を取り、事件は休暇中に起きたと説明した。

 林校長によると、神谷容疑者は昨年4月から同校に勤務し、22日も働いていた。日頃から児童と休み時間に遊ぶなど熱心な指導をしていたという。半面、療養休暇前には児童を指導する際に「少しきつい言い方」をすることもあったという。休暇が終わってからは、「特に変わった様子はなかった」とした。

 松田委員長は「教育公務員として人間として、あってはならないこと」と述べた。

 逮捕容疑は、9月18日、南信地方の30代女性宅に侵入し、寝ていて抵抗できない状態の女性に乱暴した疑い。神谷容疑者が女性宅に侵入する際、無施錠の場所から入ったとみられることが伊那署への取材で分かった。被害者宅にドアや鍵などを壊された形跡はなかったという。

 伊那市では今年5月、西春近南小の男性教諭(懲戒免職)が、市内の店舗で女子高校生のスカート内を盗撮したとして県迷惑防止条例違反で逮捕された。市教委の北原秀樹教育長は記者会見で教職員への研修について「正直言ってまだ足りないところがある」とした。

 伊那小は23日、保護者向け説明会を開催。約270人が出席し、再発防止策への質問などがあったという。児童には24日の全校集会で説明する。今後、スクールカウンセラーが心のケアに当たる。

 容疑者の自宅近くに住む男性は「会った時にはあいさつしてくれた。おとなしい感じの人で、逮捕されたと聞き驚いている」と話した。

(11月24日)

長野県のニュース(11月24日)