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信州で宇宙を語り合う 信大・松本キャンパスで2イベント

国立天文台ハワイ観測所と信州大松本キャンパスをインターネット中継で結んだ公開講義国立天文台ハワイ観測所と信州大松本キャンパスをインターネット中継で結んだ公開講義
 松本市の信州大松本キャンパスで23日、宇宙に関連した二つのイベントが開かれた。国立天文台野辺山宇宙電波観測所(南佐久郡南牧村)などの有志でつくる実行委員会は、「長野県は宇宙県」をテーマに官民の天文関係者が話し合うミーティングを初めて開催。国立天文台(東京)は、米ハワイ島にある同天文台の「すばる望遠鏡」に関する公開講義を開いた。

 ミーティングには約100人が出席。県内の宇宙関連施設や、星空を生かした観光に取り組む宿泊施設、天文愛好団体など30組ほどが日頃の活動を報告した。美しい星空を生かした地域振興や宇宙飛行士、天文学者らの人材育成などに向け、協力して活動するとの宣言も確認した。

 実行委員長の斎藤正雄・野辺山宇宙電波観測所長(47)は「予想以上に集まった。今後も情報交換し、具体的な取り組みを考えたい」と話していた。

 一方、別の会場で行われた公開講義には約350人が参加。地方都市で初という。国立天文台ハワイ観測所の藤原英明研究員(34)が、すばるの性能を「槍ケ岳山頂にあるパチンコ玉を、松本市内から見られる」と講演した。信大の三沢透(とおる)准教授(42)=長野市出身=はすばるを使い、100億光年離れた天体を2方向から立体的に観測した研究について紹介した。

 インターネットを使ったテレビ電話でハワイ観測所の研究者ともやりとり。「宇宙について一番知りたいことは」との参加者の質問に、ハワイにいる研究者は「地球のように、生物がいる場所があるかを知りたい」と答えていた。

(11月24日)

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