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県全域、11月の積雪 飯田と諏訪で11月史上最多

植え込みや木の枝に雪が積もる中を登校する児童たち=24日午前7時35分、飯田市今宮町植え込みや木の枝に雪が積もる中を登校する児童たち=24日午前7時35分、飯田市今宮町
 長野県内は24日未明から中南部を中心に雪が降り、長野地方気象台は同日午前、大雪になる恐れがあるとして、諏訪地域と佐久地域に一時、大雪警報を出し、交通障害などに注意を呼び掛けた。正午までの最大積雪量は飯田で14センチ、諏訪で13センチで、ともに11月としては観測開始から最多を記録した。警報は正午までに解除された。

 各地の雪は正午までにはほとんどやみ、25日は日本海側を低気圧が通過する影響で、北中部では昼前から、南部では日中を中心に雲が広がりやすくなる見込み。北部では、夕方から夜の初め頃にかけて雪か雨になる予報だ。

 11月の1センチ以上の積雪は飯田では1983(昭和58)年以来33年ぶり、諏訪では88年以来28年ぶり。他の観測点は、正午までの積雪が軽井沢23センチ、菅平14センチ、長野12センチなど。

 同気象台によると、勢力が強いシベリア高気圧の影響で県内上空に真冬並みの寒気が入り込んだ。伊豆諸島付近を通過した南岸低気圧の湿った空気とぶつかり、中南部でもこの時期には珍しい積雪となった。

 気象庁は、2月までの3カ月予報で平年並みの寒さ、降雪量を見込む。同気象台は「今回のような条件がそろう降雪は数日前でなければ予測できず、今冬を通じて大雪の可能性が高いとはいえない」としている。

 県警交通企画課によると、24日午前0時から11時までに、雪や凍結によるスリップなどによる物損事故が全県で97件発生した。

 佐久広域連合消防本部によると、24日午前7時10分ごろ、小諸市の50代男性が雪かきのため道具を取りに行こうとして屋外で転倒したと119番通報があった。男性は手首を骨折したもようで、佐久市内の病院に搬送された。

 JR東日本によるとJR中央東線の四方津駅(山梨県上野原市)構内で24日午前、降雪で木の枝が架線にかかって撤去作業を行った影響で、午前10時新宿発松本行き特急スーパーあずさ11号など上下4本が運休、松本発東京行きの1本が区間運休した。

 JR東海によると、飯田線は辰野駅(上伊那郡辰野町)で架線が凍結したため一時運転を見合わせ、上り1本が最大約2時間20分遅れた。

 飯田市では午前10時前、同市駄科の国道151号沿いの斜面で土砂崩れが発生。県飯田建設事務所によると、土砂は高さ4、5メートル、長さ約10メートルにわたって崩れ、道路を覆い、一帯は片側通行止めとなった。

(11月24日)

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