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地震から2年 被災者住宅完成 白馬

村営住宅について説明を受ける入居者たち=25日午前10時5分、白馬村神城堀之内村営住宅について説明を受ける入居者たち=25日午前10時5分、白馬村神城堀之内
 2014年11月22日に県北部で最大震度6弱を観測した地震の被害が大きかった北安曇郡白馬村で25日、住宅を再建できない被災者が入居する村営住宅が完成し、入居者らを招いた式典が開かれた。応急仮設住宅や借家などで暮らす12世帯19人の入居が決まっており、準備が整った世帯から順次移り住む。

 村はできるだけ住み慣れた地域で生活を再建できるように、被災者が多い神城堀之内と同三日市場、北城白馬町の計4カ所に村営住宅を造った。建設工事は5月に始まり、木造平屋の10棟(18戸)が完成。各戸は3DKの77平方メートル余。屋根は自然に雪が落ちる勾配になっている。

 式典は、住宅33棟が全壊するなど被害が集中した堀之内にできた東団地(4棟8戸)で開いた。阿部守一知事や下川正剛村長ら約70人が出席し、テープカットなどで完成を祝った。下川村長は「村営住宅が被災者の生活再建と地域コミュニティーの継続に寄与することを期待する」とあいさつした。

 式典後、下川村長は入居者一人一人に「地域が元気になるように頑張って」などと声をかけて鍵を手渡した。堀之内の住宅が全壊し、応急仮設住宅に妹と暮らす津滝進一さん(84)は26日から東団地への引っ越し作業を始めるといい、「新しい家はありがたく幸せに思う。生まれ故郷に戻ったらのんびりし、来春から田畑を耕せるように元気を出したい」と笑顔だった。

 村営住宅の事業費は約4億8800万円。国が約5割、県が約1割を補助する。

(11月25日)

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