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「村の生活に満足」9割近く 男性平均寿命全国1位の松川村

 男性の平均寿命82・2歳が全国1位(2013年)になった北安曇郡松川村で、自分を健康だと感じている住民の割合が8割を超え、村での生活に満足している人の割合も9割近くに上ることが、県厚生連新町病院(長野市)の本郷実院長を中心とした信州大などの研究チームの調査で分かった。全国調査の傾向を大きく上回っており、本郷院長は「長寿の要因の一つではないか」としている。

 調査は15年度、村の特定健診に合わせてアンケート形式で行い、30〜80代の約580人から回答を得た。

 自身の健康について「非常に健康」「まあまあ健康」としたのは男性82・8%、女性86・8%。一方、国民生活基礎調査(13年)の全国平均では、自分の健康について「よいと思っている」「まあよいと思っている」と答えたのは男性40・3%、女性36・9%。対象年齢や問い方が異なるため単純比較はできないが、村は倍以上高い結果だ。

 また、村での生活について「非常に満足」「まあまあ満足」は男性89・4%、女性89・2%。ストレスの有無についても「普通」「少ない」と答えた男性が88・1%、女性は78・6%に上った。

 本郷院長は「理由ははっきりとは分からない」としつつ、「さらに探っていけば地域活性化のヒントが見えるのではないか」。信大医学部と村は14年、健康寿命を伸ばすための取り組みで連携協定を結んでおり、チームは今後も背景の研究を進めるという。

 研究結果は26日に松川村、12月3日に信大医学部で開く市民向け講座で紹介する。

(11月26日)

長野県のニュース(11月26日)